叱る要領

ABAの先生はチコに対して「叱る」「口うるさく言う」事はほとんどされません。
しかし、訓練中にチコが集中できず自分勝手な行動や、指示を無視する事が続くと「今から叱りますので、よく見ていて下さいね。」と言われた後に「座りなさい!!!」と迫力のある声で2,3回言われました。
チコはビックリして泣き出します。そして、その後は素直に指示に従い、先生の話をよく聞くようになりました。
ポイントは
●大きな声は2,3回しか出さない
●少ない回数でも泣き出してしまう位の迫力で
●この方法は特別の場合のみで、多用しない
療育が終わった後、夫は「何かプロの仕事を見せてもらったな」と言っていました。私達が強く叱った時、チコは「○○は、しないの。してはいけません」と叱られた内容を繰り返し、言葉の常同運動化します。叱られた事ばかりが気になって、いじけたり、泣き続けたり・・・
しかし、今回はそのような行動は全くなく、本来やるべき行動へとスムーズに移行できたのです。
力や強い言葉で行動を制したり、黙らせる事は比較的容易ですが、その方法を使いすぎると「慣れ」てしまって、本当に使わなくてはいけないところで使えなくなってしまいます。また、強い言葉や力を持っている人の言うことしか聞かなくなってしまう傾向もあるそうです。
小言のようにブチブチと叱ってしまう私。。。反省です。
先生のあの迫力・・・実は私たち親も「ビクッ」としてしまう位でした。

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