知的障害者の雇用①

2/20(水)放送のクローズアップ現代
テーマは「秘められた能力を引き出せ~広がる知的障害者の雇用~」で4名の知的障害者の方が活き活きと就労されている様子が紹介されていました。
障害名の公表はありませんでしたが、1人目の方はASD(自閉症スペクトラム)の方のようでした。
3歳の時に障害が判明し、ご両親は様々な専門機関に相談した結果「伸びるところが必ずあるはずなので、それを探そう!」と決意されたそうです。
記憶力が抜群だったけれど成績は伸びず・・・中学では「絵画・陶芸」に重点を置いたカリキュラムで、本人はそれらに興味を持てず「夢や目標はなかった」と言われていました。
転機は15歳で高等専修学校に入学しパソコンと出会った時。キーの配列をすぐに記憶し、たった1年で検定1級を取得されました。
しかし、19歳で卒業し就職活動をすると「知的障害がある人がPCを扱える」という事がなかなか理解されず、不採用の連続・・・。
それでも諦めずに、就職活動をしながら「電卓・表計算・簿記」など9つの資格を取得し、61社目で現在勤務されている会社に採用され、経理データの入力を担当されています。
健常者よりも早く正確な入力で、周りも仕事ぶりを認めてらっしゃいました。給与も一般社員と同じ査定だそうです。
更にその後、「国際アビリンピック(国際障害者技能競技大会)」のデータベース作成部門に出場され、世界一となられたのです。勤務先の社長さんは祝勝会の席で「会社の誇り」と称えられたそうです。
※アビリンピックでは、なんと金・銀・銅とも日本人だったのですよ!
本人曰く「難しいと思って逃げるのはダメ。失敗してもいいからやってみて成長した方がいいと思います。」との事。
・・・努力されたからこそ出る言葉ですよね。”腐らず、諦めずできる事をしつづける”って簡単なようで一番難しいことです。
お父様も「継続して挫折せずに何年もやっている姿をみて、子供ならが尊敬している」と言われていました。
その②につづく

コメント

  1. くぼっち より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    わたしもその記事、新聞で読みました。そういうはなしを知ると、前向きになれますよね。いつもチコ日記よんでます。
  2. チコママ より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    くぼっちさん、コメントありがとうございます。
    就業に関しては本当に未知の世界なので、こういう例を見ると本当にうれしくなります。
    本人の努力はもちろん、親も少しずつジョブコーチングを勉強したいと思っています。
タイトルとURLをコピーしました