明日のルビコンの決断は「リゾート界に革命を起こせ!~激安宿で勝負を挑んだ男~」
四季リゾーツ:山中氏のお話。
山中氏の存在は、日経ビジネスアソシエ(6月2日号)に掲載されたインタビューを読んで初めて知りました。
四季リゾーツは三菱地所の社内ベンチャーとして立ち上げられた。そのコンセプトは「企業の保養所を(その企業の)社員だけでなく、一般にも格安で提供する」(企業にとっても部屋の稼働率が上がる)というもの。
保養所の確保の難しさ、オープン前後の混乱で大半のスタッフが退職してしまったこと、残ったスタッフと遠方に住む家族の助けを得てなんとか乗り越えた過程、ベンチャー期間が終了し、事業を継続するか否かの決断を迫られた時の苦悩を回想されていました。
結果的に三菱地所を退職して四季リゾーツに残ったけれど、蓄えも会社資金にあて、年収もさがってしまった。・・・しかし彼は「娘が塾に行きたいと言えば行かせられる。息子が野球チームに入りたいと言えば道具も買ってやれる。十分に豊かな暮らしです。」と言われます。お金持ちにならないスキームにこだわっているのだそう。
この背景には、友人の保証人となり多額の借金を抱えた山中氏の父親が大きく影響している。大変な暮らしが続く中「どんなに辛いことがあっても逃げ出したらだめだ。辛い時ほど逃げ出さないことを人は評価する。辛い思いをしている人を誰も殺しはしない。むしろ裕福で楽している人を殺しにくるのだ。」と、言い続け、体が不自由ながらも逃げずに借金を完済した父。
このバックボーンと山中氏の想い・・・何度も読み返しては泣きました。
先週・今週と興味深い内容が続きます。楽しみです!
四季倶楽部

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