若い頃とは感じ方が違う

久々に「邯鄲の夢」を読んだ。
人の世の栄枯盛衰のはかないことのたとえですが、学生時代に読んだ時には実感がわかなかった。
20年後に読むと、”あぁ、なるほど”と当時よりはるかに共感できる自分に気付く…。
私自身、変わってないようでも、変わってるんだなぁ。
50歳・60歳・70歳・・・歳と経験を重ねる毎に、もっともっと共感できるんだろうなぁ。


最近では「森有正」もそう感じる。
学生の時は『思索にふける』こと自体が「時間の無駄」だと思っていた。
(バビロンの流れのほとりにて1冊しか読んだことないけど)
それが
NHK「知る楽・こだわり人物伝 森有正」を”じーーーっと見入る自分”に気付いた。
前だったら即チャンネル変えてる。
「孤独」「絶望」「時間」「出発」このキーワードって・・・なんか感じない?
私はまだやる事がたくさんあるので(!?)深入りしようとは思わないが、62歳になる私の母はかなり深みにはまり「今の年齢で有正を読み直したい」と全集購入を依頼してきた。
廃刊になった作品も多く、ほとんどが古本なんだけど。。。これが結構高い!
ま、支払いは母なので、本人がよければそれでよし。
アマゾンとスーパー源氏をはしごして、計22冊ご購入~。
母は現在も働いておりシルバーウィークをどう過ごそうか思案していたようだが、
「休暇中は読書しかしないから!」と宣言した。
ご自由にどうぞ。。。
もうちょっと歳とったら読ませてもーらおっと。
それにしても「知る楽」 (個人的に)ヒットが続いています。

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